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Granger博士は補体阻害薬(pexelizumab)を再灌流療法に際して付加治療として使用した場合に、梗塞サイズの縮小と臨床的経過の改善がもたらされるかどうかを検討した、Complement
and Reduction of Infarct Size After Angioplasty or Lytics(補体と血管形成術あるいは血栓溶解療法による梗塞サイズの縮小[CARDINAL])プログラムの中の2つの臨床試験を発表した。Pexelizumabは血栓溶解療法が根本的治療として行われた場合には臨床経過に全く影響をもたらさなかったが(COMPLY試験)、血管形成術が行われた患者ではpexelizumabのボーラスと点滴投与によって患者の死亡率に有意な減少が認められた(COMMA試験)。 |