進行乳がん患者の50%以上がアナストロゾールよりもletrozoleでより効果が認められ、腫瘍サイズは50%以上縮小したという研究結果が、American
Society of Clinical Oncologyで発表された。エストロゲンおよびプロゲステロンのレセプターの状態が不明な閉経後乳がん女性患者713人を対象にしたこのアロマターゼインヒビターに関するCarsten
Rose博士らによる国際的無作為研究では、全員にsecond-lineの治療を施行した。Letrozoleはさらに完全寛解率も上昇させた。これらの薬剤間に忍容性の違いは認められなかった。
疾病や治療のために味覚と嗅覚を失ったがん患者は体重減少や栄養失調を来しやすく、そのため治療の成功率が低下しうる、という研究結果がAssociation
of Chemoreception Sciencesの年次会議で報告された。この研究では肺がん患者33人を対象に行われ、そのうち味覚や嗅覚のレベルが最低のレベルであると報告した患者においては体重減少、BMSの減少、および栄養失調が認められた。Jennifer
Garst博士らは以前に、化学感覚能の低下がT細胞やB細胞の減少を来たし、またそれらの細胞の機能は患者が単に自然の香料を加えた食事を摂取するだけで改善が認められうることを示していた。
2001 Bethesda システムと名付けられたpapスメア結果に関する最新のBethesda システムが
Journal of the American Medical Association4月24日号に掲載された。改定したpapスメア結果に関する最新のBethesda
システムの重要な変更領域は、検体の正確性、前がん状態のリスクを上昇させる亜型扁平上皮細胞に対する専門用語、そして良性細胞変化に対する専門用語である。このシステムは、同誌に新たな管理のガイドラインを報告した論文の基盤としても貢献している。