早期乳がんを有する閉経後女性は、乳がんと診断されていない女性に比べ、心血管疾患で死亡するリスクがかなり高く、このリスクは乳がん治療後何年も持続する、とNorth American Menopause Society の学会誌であるMenopause オンライン版に掲載された。研究者らは、乳がん既往閉経後女性はメタボリック症候群、糖尿病、動脈硬化、高トリグリセリド血症、および腹部肥満と著明に強力な関連があることを明らかにした。心血管疾患死亡率のリスクは、がんそのものによる死亡率と同等に上昇した。これらの心血管系への影響は、放射線療法後5年以上経過してから現れるようであり、リスクは30年後まで持続した。 |