抑うつ症状の数が多い者は、抑うつ症状を有さないまたは抑うつ症状の数が少ない者に比べ、脳卒中発症率が高い可能性があるとの予備研究の結果が、American Academy of Neurology's 71st Annual Meeting で発表される。脳卒中リスクに影響する可能性のある他の因子で補正した結果、抑うつ症状が多い者は抑うつ症状を有さない者に比べ、虚血性脳卒中発症率が75% 高いことが明らかにされた。今回のスタディで用いられたうつ病テストのスコアが5点上昇する毎に、虚血性脳卒中リスクが12% 上昇した。
寝室を共にするパートナーに閉塞性睡眠時無呼吸のエピソードを有すると証言された者は、記憶を助ける脳領域にタウタンパク質が多く蓄積している可能性がある、との予備研究の結果が5月に開催されるAmerican Academy of Neurology's 71st Annual Meeting で発表される。年齢、性別、教育、心血管系リスクファクターおよび他の睡眠に関する訴えなど、脳内のタウレベルに影響し得るいくつかの因子で補正した結果、無呼吸を有する者は無呼吸を有さない者に比べ、嗅内皮質のタウレベルが平均で4.5% 高かった。