収束超音波は血液脳関門領域を標的とし開くために安全かつ有効な方法であり、アルツハイマー病に対する新たな治療法を可能にする、との初期研究の結果が2019 annual meeting of the Radiological Society of North America で発表された。研究者らは早期アルツハイマー病の女性3人に対し、低強度収束超音波(LIFU)を記憶に極めて重要な脳の特定部位に到達させた。治療後のMRI脳画像から、治療後すぐに標的領域の血液脳関門が開いたことを確認した。それぞれの標的領域において関門の閉鎖が24時間以内に観察された。LIFUは脳内に治療薬を供給し有効性を改善する可能性がある。 |