Molecular Psychiatry に掲載された動物実験において、妊娠中の高脂肪食が、遅発性アルツハイマー病に特徴的な脳の変化から仔を守ることが示された。観察された記憶および学習の改善は、良好なシナプス完全性の維持と関連があった。さらに、通常の食事を摂取した母親から生まれた動物に比べ、高脂肪食の母親から生まれた仔はアミロイドベータレベルが低かった。この有益な効果の原因となる可能性のあるメカニズムを探索した結果、高脂肪食を摂取した母親から生まれた仔は、アルツハイマー病に関連する3つの重要な遺伝子レベルが低いことが明らかになった。 |