分枝鎖アミノ酸の血中濃度が高いことは将来の認知症リスクが低いことと関連がある、とAlzheimer's & Dementia に掲載された。この研究では、認知症を発症した995人を含む22,623人から得た血液検体内の代謝物を解析した。参加者は5か国、8研究コホートに組み入れられた。分枝鎖アミノ酸に加え、クレアチニンおよび2つの超低比重リポ蛋白(VLDL)特異的リポ蛋白脂質サブクラスもまた、認知症リスクが低いことと関連があった。ある高比重リポ蛋白(HDL)およびあるVLDLリポ蛋白サブクラスは、認知症リスク上昇と関連があった。これらの結果は認知症を標的とした薬物の研究の幅を広げるであろう。 |