手術リスクが中等度の患者は、大動脈弁置換術よりも経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)の方が脳卒中などの神経学的合併症が少ない、との大規模ランダム化SURTAVI (Surgical Replacement and Transcatheter Aortic Valve Implantation)トライアルの結果が、初めてEuroPCR 2017で発表された。このトライアルの結果、術後30日間の早期脳卒中発生率は、TAVI施行群(3.3%)において大動脈弁置換術施行群(5.4%)よりも有意に低い(p=0.031)ことが示された。脳卒中発生率は、2年後の時点においてもTAVIにおいて外科手術よりも低いままであった(6.3% vs. 8.0%、p=0.143)。 |