性的虐待を受けた子供は、特に挿入を伴う場合に、統合失調症や他の精神疾患を発症するリスクが高いようであるとArchives of General Psychiatry
11月号に掲載された。オーストラリアの研究者らは16歳未満で性的虐待を受けた2,759人と選挙記録から抽出された4,938人とにおける精神疾患率を比較した。性的虐待を受けた者は30年間に渡り、対照群と比較し精神疾患全体(2.8%対1.4%)および統合失調症(1.9%対0.7%)の率が高かった。彼らは性的虐待を平均10.2歳の頃に受け、1,732人(63%)がペニス、指または他の物を身体の開口部に挿入されていた。このタイプの虐待を受けた者は精神疾患(3.4%)および統合失調症(2.4%)の率が高かった。思春期に1度以上の挿入を伴うレイプをされた者は一般人口と比較し精神疾患を発症するリスクが15倍高かった。
|