新たなスタディの結果、早期卵巣がん患者は少なくとも卵巣一つと子宮を温存することにより妊孕性を保つことができ死亡率も上昇しないことが示されたとCancer
9月15日号に掲載され、オンライン版で閲覧可能である。研究者らは、米国国立がんセンターのSurveillance, Epidemiology and End
Resultsデータベースに登録されたステージI卵巣がんと診断された50歳以下の女性のデータを解析した。両側の卵巣を除去された患者とがんを有する卵巣のみを除去された患者を比較した。もう一つの解析では子宮温存と子宮除去術を比較した。最初の解析では卵巣がん患者1,186人が抽出された。多くは両側の卵巣を除去されていたが、36%は片方を温存されていた。片方の卵巣が温存された患者の生存率は5年後まで同様であった。子宮温存の影響を評価するために研究者らは計2,911人の女性を調査した。多くの患者は子宮除去術を施行されたが23%は子宮を温存されていた。子宮温存も生存率には影響しなかった。
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