双極性障害を有する米国小児の数は1994〜2003年の間に有意に増加しており、双極性障害と診断される成人の数は同期間内に約2倍になった、とArchives
of General Psychiatry 9月号に掲載された。全国の代表的な一般外来受診データによると、双極性障害は青年層において0.01%(1994〜1995年)から0.44%(2002〜2003年)に、成人においては同じ期間内に0.31%から0.5%に増加した。1999年と2003年の間に双極性障害と診断された青少年は多くが男性であった(66.5%)が、成人においては診断された患者の67.6%が女性であった。筆者らは、このデータの性質上、双極性障害が過去には過少診断されていたのか、近年過剰診断されているのか、あるいは真の有病率が変化したのかが評価できないことを指摘している。
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