早期乳がんの40歳以下の女性で、手術および標準的な放射線療法後に追加放射線療法を受けた者は、追加放射線療法を受けなかった者と比較し治療10年後の無再発率がほぼ2倍である、とAmerican
Society for Therapeutic Radiology and Oncology学会で発表された。このヨーロッパのスタディではstage IまたはIIの乳がんの女性5,318人を対象とし、治療10年後に評価した。さらに、1,725人のサブグループにおいて局所がん再発の危険因子を評価した。最も若年の女性が追加放射線療法の恩恵を最も受けたが、予後は全ての女性において改善した。サブグループ解析にて、切除縁の陽性あるいはほぼ陽性の若年女性が最も再発しやすいことが確認された。この原因の一つは、彼女らの腫瘍はより悪性度の高い傾向にあるためであった。
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