典型的な欧米食(赤肉、精製した穀物、高脂肪および精製した砂糖を多く含む食事)を摂っているstage IIIの結腸がん患者は再発および早期死亡のリスクが高い可能性がある、とJournal
of the American Medical Association 8月15日号に掲載された。解析は、術後補助化学療法を評価した大規模トライアルの患者1,009人のデータに基づいて行われた。食事内容は化学療法中および化学療法終了後6ヵ月間にアンケートを行って調査した。食事内容は、欧米食またはprudentな食事(果物、野菜、鶏肉、魚類を多く含む食事)のどちらに近いかを元に点数化した。欧米食に最も近い食事をした患者は最も欧米食からかけ離れた食事をした患者と比較し、再発のリスクが3.5倍高かった。生存期間の差は性別、年齢、体重、リンパ節への広がり程度、および身体活動レベルで補正してもなお認められた。
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