American College of Cardiology
および American Heart Associationがオンラインで公表した心不全治療の新たなガイドラインでは、早期診断と使用可能薬剤、特にいくつかの新たに開発された治療法、をすべて使用することに焦点を当てている。この拡大された心不全のガイドラインでは“うっ血性”という文字の使用を中止した。この言葉は心駆出率が正常だが拡張障害を有する患者に適用されないからである。さらに心不全は、無症状だが治療の必要なリスクファクターを有し難治性の疾患を有する者から、移植が不可能であればホスピスケアを受けるべき患者までの4つのステージに分類された。増加している患者に対する長期または永続的な他の治療法としては、左室補助装置や植込み型除細動器が含まれている。
臨床的に健康なメタボリックシンドロームの成人は彼らよりはるかに高齢の人々に典型的な潜在性の動脈硬化の徴候を示す、と
Journal of the American College of Cardiology 8月2日号に掲載された。研究者らは、ある地域の健常な白人およびアフリカ系米国人の小児および成人を追跡調査した長期心臓病態研究に参加した米国の若年成人(20〜38歳、平均年齢32歳)507人を調査した。全員の頸動脈中内膜壁厚が超音波を使用し計測された。頸動脈壁厚が最も厚かった者は年齢、性別、人種、喫煙歴に関係なくメタボリックシンドロームを有する確率が2〜3倍高かった。筆者らは医師らに、若年者にも中年まで待つことなく心血管疾患リスク階層化を考慮し、リスクファクターのコントロールをするよう主張している。