境界性パーソナリティ障害の症状を有する中年者は、これを有さない他の中年者よりも心血管系悪化の身体的徴候を有することから、心筋梗塞のリスクが高い可能性がある、と Personality Disorders: Theory, Research, and Treatment に掲載された。研究者らは、参加者1,295人が自己申告の基本的人格特性および抑うつ症状を観察した健康データを解析した。いくつかの身体的健康測定値を組み合わせることにより、各参加者の相対的心血管疾患リスクスコアも確立した。境界性パーソナリティ障害の特性および抑うつのいずれもが心血管疾患リスクと有意に関連があったが、境界性パーソナリティ障害の特性の影響は、うつ症状とは関連がなかった。 |