全ての降圧薬を就寝時に内服する高血圧患者は、朝に内服する患者に比べ、血圧コントロールが良好であり、死亡リスクや心血管疾患により引き起こされる病気のリスクが低い、と European Heart Journal に掲載された。Hygia Chronotherapy 試験の参加者のうち、就寝時に内服した者は心筋梗塞(MI)およびこれによる死亡、脳卒中、心不全または冠動脈血行再建リスクが45% 低下した。個々のアウトカムをみてみると、心血管死リスクは66% 、MI リスクは44%、冠動脈血行再建リスクは40%、心不全リスクは42%、脳卒中リスクは49%、それぞれ低下した。 |