認知症患者の攻撃性や興奮を軽減するために、マッサージやタッチ療法などの非薬物療法は薬物療法よりも有効なようである、との系統的レビューおよびメタ解析の結果が Annals of Internal Medicine に掲載された。5つの評価項目において、集学的治療、マッサージおよびタッチ療法、音楽療法、音楽とマッサージおよびタッチ療法の併用、および認知刺激療法は、薬物療法に比べ臨床的に有効であった。サブグループ解析において、一部の薬物療法(デキストロメトルファン‐キニジンおよび大麻類)はプラセボまたは通常治療よりも有効であったが、一部の薬物療法の有害性は知られていることから、非薬物療法が優先されるべきである、と筆者らは述べている。 |