心筋梗塞後の退院から6か月以内の出血はその後にがんと診断されることと関連がある、と ESC Congress 2019 で発表された。研究者らは、退院後抗血小板薬2剤併用療法を施行された急性冠症候群患者3,644人のカルテを、後ろ向きにレビューした。退院後の出血は、新たにがんと診断されるリスクを3倍にした。明らかな原因のない自然出血は、がんと診断されるリスクが4倍高いことと関連があった。このがんとの関連は、出血重症度が高いほど増大した。出血とがんとの関連性は、2剤併用療法の継続の有無に関係なく認められた。 |