心的外傷後ストレス障害(PTSD)を有する退役軍人において、PTSDそのものでは心血管疾患リスク上昇は説明できない、とJournal of the American Heart Association に掲載された。PTSDと診断された退役軍人は、PTSDを有さない退役軍人に比べ、循環器疾患および心疾患を発症する確率が41% 高かった。喫煙、うつ病、他の不安障害、睡眠障害、2型糖尿病、肥満、高血圧、およびコレステロールはPTSDを有する者において有さない者よりも、有意に多かった。しかし、この関連性を単独で説明できるものはなかった。その代わりに筆者らは、身体疾患、精神疾患および喫煙によりこの関連性が説明できる、と推測している。 |