第III相KEYNOTE-426試験の結果、PD-1標的免疫療法ペムブロリズマブとVEGF標的チロシンキナーゼ阻害薬アキシチニブの併用によるファーストライン治療は、転移性の淡明細胞型腎細胞がん患者の全生存期間および無増悪生存期間を延長することが示された。併用療法はスニチニブに比べ、死亡リスクを47% 減少させた(HR 0.53);12か月の全生存率は併用群で89.9%、スニチニブ群で78.3% であった。併用群では増悪なく生存した期間中央値は15.1か月であり、スニチニブ群では11.1か月であった。これらの結果は2019 ASCO Genitourinary Cancers Symposium で発表された。 |