妊娠高血圧腎症歴を有する中年女性は脳卒中リスクが高く、産後にアスピリンを内服することによりリスクを軽減できる可能性がある、と Neurology に掲載された。妊娠中のアスピリン内服は高リスク女性の妊娠高血圧腎症発症リスクを減少させるが、ほとんどの女性は産後アスピリン内服を中止してしまう。アスピリン常用は妊娠高血圧腎症に伴う脳卒中リスク上昇を消すようであるが、それは60歳未満の女性においてのみであった。今回の研究は観察研究であった。妊娠高血圧腎症歴を有する選択された女性において、脳卒中一次予防に対するアスピリンの有効性を確立するためのランダム化コントロール試験が必要である。 |