胎児期の抗てんかん薬バルプロ酸ナトリウムへの曝露は小児の注意欠如・多動性障害(ADHD)のリスクを上昇させる、とJAMA Network Open に掲載された。デンマークの小児913,000人超がこの観察研究に組み入れられた。合計で580人の小児が妊娠中にバルプロ酸ナトリウムに曝露されていた(妊娠中に母親が薬物療法として1回以上の処方を受けていたことで定義)ことが明らかにされた。このうち、8.4% がADHD を有していたのに対し、バルプロ酸ナトリウムに曝露されなかった小児におけるADHD の割合は3.2% であった。このスタディで使用されたその他の抗てんかん薬とADHD には、関連がなかった。 |