DOL APA Conference News


DOL APA2001 学会速報


Session

一般医学領域におけるうつ病
Depression in the Medically Ill
 
 冠疾患の危険因子としてのうつ病の構造的評価
 A Systematic Review of Depression as a Risk Factor for Coronary Disease
 
 Wulsin博士は、うつ病が冠動脈疾患の主要な危険因子のひとつであることに肯定的もしくは否定的な、最近の知見を統計的にまとめた研究を発表した。彼は、最近の知見はうつ病が冠動脈疾患の発症および進行の両方の危険因子であることを強く示唆していると結論付けている。しかし、うつ病と冠動脈疾患の関係の特異性とその臨床的な意義については今後の研究で明確にされなければならない。
 
 プライマリーケアに携わるラテンアメリカの内科医へのうつ病の診断と治療のトレーニングの試み
 Training Latin American Primary Care Physicians in the Diagnosis and Treatment of Depression
 
 本研究の目的は、プライマリーケアに携わる内科医がトレーニングプログラムを受けた後に、大うつ病に関する診断と治療の実践様式が変化し得るか否かを決定することであった。結果は、そのプログラムが、プライマリーケアに携わる内科医のうつ病に関する知識を改善し、その障害部分に対する態度のいくつかを変えるのに有効であることを示した。しかし、臨床の実践におよぼす効果を示す根拠はわずかであった。
 

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