DOL ASCO2001 学会速報
頭頚部癌
Head & Neck Cancer
転移性/再発頭頚癌に対してのcisplatin+5-fluorouracilの併用療法とcisplatin+paclitaxelの併用療法を比較した第V相研究
Phase III Study Comparing Cisplatin (C) and 5-Fuorouracil (F) vs Cisplatin and Paclitaxel (P) in Metastatic/Recurrent Head and Neck Cancer
転移性/再発頭頚癌に対してcisplatin+5-fluororacilとcisplatin+paclitaxelを比較した前向き無作為化試験では、2つの併用療法間に効果に関して有意差は認められなかった。しかし、cisplatin+paclitaxelのほうが本質的に毒性が軽度であった。このような毒性の軽減は、そのレジメンをより多くの患者で治療を完遂させることに導くとMurphy博士は述べた。
喉頭温存のための第V相研究:導入化学療法と放射線療法対同時併用の化学放射線療法単独、Intergroup Trial R91-11
Phase III Trial to Preserve the Larynx: Induction Chemotherapy and Radiotherapy Versus Concomitant Chemoradiotherapy Alone, Intergroup Trial R91-11
Cisplatin, 5-fluorouracilと放射線の同時併用による局所進行喉頭癌の治療は、追跡期間中の手術を必要とする再発を12%の患者のみにと減少した。このように化学放射線療法の同時併用は喉頭温存により良い方法であるとForastiere博士は語った。
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